マタハラを乗り越えるほど、強くなかった

2012年12月1日、2回目の育休から復帰した。

復帰前は自分でたちあげたプロジェクトのリーダーをしていて、営業成績もトップだった。
当時は足を引っ張る男性社員がたくさんいた。
その話はまた今度。

自分が何年もかけて作った部署。後輩たちにノウハウを伝え産休に入った。当然同じ部署に戻れると思っていた。その仕事を続けるつもりで、駅から近く遅くまでやってる認可外保育園を申し込んだ。

が、復帰面談の時に言われた言葉。

あなたの次の新しいリーダーがうまくやっている。
あなたが同じ部署に戻ったら、新しいリーダーがやりずらくなるから、退いてほしい。
子どもいたらできないでしょ?
子どもいてもそんなに仕事がしたいの?

そう発言した人は、私が育休中に異動してきた、家事育児を奥様に全て任せっきりにしていた真面目な人でした。当然、産休前、私がどんな仕事をしてきたのか知りません。次のリーダーの成長を促すためにも、任せたほうがいいというのはよくわかります。
でも、育休後というのは状況が違うでしょ?!
新しいリーダーのやり方に口出すつもりはないし、何より無理なく慣れてる仕事がしたかった。


今までの私は、こういうハラスメントにあったとき、この仕事で○○の数字をコミットします!ということができた。
面接は小さな部屋で4対1。小さな子どもかかえて、毎日の生活がまわせるかどうかも不安なのに、そんなことは言える訳もなかった。
ただ笑って、『そうですよね〜』というしかできませんでした😢

目に見えない何か大きな力が動いていて、それに向かっていく力が、当時の自分にはなかった。
この流れに従おう!
今まで全力で頑張ってきたのにこの扱い。
この会社のために頑張るのはやめよう!

給料は4分の一以下に減り、仕事はサポート業務。
アウェーな部署で、誰も私のことは知らない。
モチベーションはゼロ。

勤務時間は10:30〜16:30。
私がちょっとでも任されたのは、いてもいなくてもいい仕事。自分がいなくてもまわる仕事。
保育園預けてから時間がたっぷりあるから、出社前に毎朝スタバでコーヒー飲んで一息ついてから出社。
子どもがちょっとでも体調悪いとすぐに休んだ。
ランチは1時間半とってウォーキングしてました。
誰も私の存在に気づいてないから、いつランチでても誰も気づかない。

仕事があるだけでも、
保育園入れただけでも幸せなことなのに、
最低な自分。

でも、前向きにここでがんばろう!と思えるほど強くない。自分を癒やす時間が必要だったのです。